PTSD 聞いたことのある方も多いでしょう。
私たち探偵は浮気調査、ストーカー調査などで、ご依頼者様がこのPTSDになられてしまっていることもあります。
決して特殊なことではなく、誰でもなりうる症状なのです
探偵業務においてご依頼者様からお話を聞く際にも、メンタルヘルスの心得は決して無関係とは言えないのです。
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その診断基準とは
実際に死に直結するようなことなど、以下のいずれか1つ以上の状況において経験している
・経験後も強いストレスが残る出来事を経験している。
・他者に起こった出来事を直接目撃する。
・親族、友人などの身に起きた心的外傷的出来事についての話を聞いた。
・心的外傷的出来事に伴う非常に不快な事柄に対して、事情聴取などにより繰り返し思い出さなければならない経験をした。
主な原因
・死を意識してしまう程の恐怖、長時間に及ぶ極度の緊張を感じる経験をした。
・性的暴行、強盗、傷害などに遭った。
・台風、地震など大きな自然災害を体験した。
・交通事故、重度な病など予期せぬ災いを経験した。
以上のような経験をした、または親しい友人や家族など親しい人が経験した話を聞いたことにより事項のような症状を確認できるとPTSDの疑いがあると言えます。
症状
・原因となった出来事に関する苦痛を伴う記憶を突然かつ繰り返し思い出す。
・原因となった出来事に関する苦痛を伴う夢を繰り返し見る。
・突然襲ってくる外傷の鮮明な再体験が突然襲ってくる、フラッシュバック体験がある。
フラッシュバックは、その体験時の感情・身体感覚もよみがえるもので、恐怖体験を思い起こさせる刺激が引き金になることが多い。
・原因となった出来事に似た状況に対して強烈または継続的な心理的苦痛を感じる。
・原因となった出来事に似た状況に対して心拍数や血圧の上昇、発汗などが表れる。
・原因となった出来事に関する苦痛を伴う記憶・思考・感情そのものを回避するようになる。
・原因となった出来事に関する苦痛を伴う記憶・思考・感情を思い起こさせる人・場所・会話・行動・物・状況などを回避するようになる。
・その原因となった出来事に関する重要な部分に関する記憶の異常がある(思い出せないなど)。
・自分自身や他者および世の中に対する持続的な強い否定的な思い込みや予想。
・心的外傷的出来事の原因や結果について、自分自身が過剰な罪悪感を感じたり、他者を過剰に非難するなどの認知の歪みがある。
・ネガティブな感情が継続している。
・重要な活動への興味・関心の低下、または参加頻度の著しい減少がある。
・孤立感・疎遠感がある。
・持続的にポジティブな感情が起きない状態にある。
・他者や物に対する言語的または肉体的な攻撃性によって示されるいらだらしさと激しい怒りがあらわれる。
・無謀または自己破壊的な行動をする。
・過剰な警戒心。
・注意力の持続ができなくなる。
・眠りにつきにくい、途中で目が覚めるなどの睡眠障害がある。
・それらの症状により日常生活・社会活動に支障をきたしている。
・これらの症状が薬物などの外的要因による物ではない。
接し方
ではこのような症状が確認できる人に対してはどのように接していけば良いのでしょうか?
もちろんまずは専門家の診断を進めるべきです。
その上で職場や家庭などでどのように接するべきなのか。
まずはPTSDに対して偏見を持たないことです。
様々な原因がありますが、同じ経験をしても発症する人としない人がある症状です。
では発症する人が特別に弱い人間で、発症しない人が特別に強い人間なのかというとそういうわけではありません。
なので偏見を持たずに接することがまずは大切なことです。
- 安全感覚の確立
(自分自身が安全であり、身の危険を感じる心配はなく、いざとなれば誰かが助けてくれるという安全に対する信頼感の回復) - 責任の所在の変革
(事件や事故が自分自身の責任で起こってしまったと過度に自責的、自罰的にならず、適切で妥当な範囲で起こった責任を外に向けかえること) - 対処可能性の向上
(自分自身の能力やスキルや資源を用いて、事態を制御し、危険を回避できるという自分自身に対する信頼感の回復)
上記の軸について、3よりも2が、2よりも1が優先され、番号が若いものをある程度確立しなければ、次の番号の水準のことがなかなか達成しにくいようです。例えば、安全感覚がないのに、責任の所在を変革したり、対処可能性を向上したりすることは困難です。
まずはあなたは安全です、心配する必要は無いし、いざとなれば誰かが助けてくれます。
という安全に対する信頼感を取り戻させることが重要となります。
次に、自分自身に対する罪悪感を外に向けること。本人はその出来事が起きたのは自分の責任であると自身を責めることが多いです、そこを妥当な範囲で責任は外部にあったと思えるようになることです。
自分自身が対処できるという自己に対する信頼の回復。自分の安全を確立し、責任の所在を確認できた上で、自分自身で対応できるという意識を持てることにより回復に向かえます。
以上、探偵のメンタルヘルス PTSDについてでした。
「正しいことをしている人が損をする世の中であってはいけない」
探偵がお役に立てるかもしれません。
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