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この記事は発達心理学 浮気、わがまま、家庭を維持できない・守れない大人について書かれています。
発達心理学とは乳幼児から老年期に至るまでの人間の身体的・精神的・行動的発達過程について研究する心理学の分野です。
生まれた頃には理解できなかったことが、生きていく上で知識や能力が向上し、生活のあらゆる場面に適応できるようになっていくもので、
子育てや子供の教育において参考にされることが多いですが、
浮気をする、わがまま、子供のような価値観を持っているなどの大人は、どこかの過程が未達成のまま大人になってしまっているのかもしれません。
エリクソンの人格発達論
精神分析家であったエリクソンは人生を8つの段階にわけて考えました。
各段階において、健全な傾向と不健全な傾向があり、健全な傾向を伸ばしく必要があると考えました。
乳幼児前期 信頼感と不信感
獲得すべきもの:基本的信頼感
この段階では信頼することと不信に感じることを学びます。
泣くことで助けを求め、しっかり世話をしてもらえると信頼感を獲得し、いくら泣いても助けてもらえないと不信感を覚えます。
乳幼児後期 自律性と羞恥心
獲得するべきもの:自律性の感覚
この段階では自分の意思を表明したり他の人にやめさせられたりといった作業を繰り返し、自立心と恥や疑惑の感覚を掴みます。
ここで何でも手助けしてしまうと自律性が伸びず、失敗したことを叱責してばかりだと羞恥心の感覚が強くなってしまいます。
幼児期 積極性と罪悪感
獲得するべきもの:主導性の感覚
この段階では性器の感覚と歩行による活動範囲の広がりによって自主性の獲得について学びます。
この時期は非常に活発になってきていて、子供の相手がつい面倒臭くなったりもしてしまいますが、積極的に質問や行動をすることに対して、素っ気ない態度や叱責をしてばかりだと積極性より罪悪感が強くなります。
児童期 勤勉性と劣等感
獲得するべきもの:勤勉性の感覚
この段階では学校などでの活動を通して勤勉性を学びます。
宿題やテストなどの課題を達成した喜びと達成できなかったときの劣等感を感じます。
青年期 同一性と同一性混乱
獲得するべきもの:同一性感覚
主に12歳~のこの段階では急速な身体的成長と、性器的熟成が起こります。
この時期は自分は何者なのか、どんなことに興味を持ち、どこへ向かっていくのか、自分が自分であるために、このような自己同一性(アイデンティティ)の葛藤が起こります。
この混乱を引きづらず将来の見通しを持てることが必要です。
成人初期 親密と孤独
獲得するべきもの:親密と連帯の感覚
この段階では、自己と他人との関係の中で、友情、愛、性的親密などを通して親密さを形成していきます。
ここで親密さを獲得していかずに、人を避けていると孤独に陥り今後の結婚など人との親密な環境を持てなくなってしまいます。
成人期 生殖性と停滞
獲得するべきもの:生産性の感覚
この段階では、自分の子供など次世代の確立と指導に興味や関心を持ちます。
このような次の世代の育成に興味を持てずに自分のことだけしか興味を持てないでいると人格が停滞して残りの人生の豊かさに影響が出ます。
成熟期 統合と絶望
社会的抑制、不全感、および否定的評価に対する過敏性を特徴とします。
獲得するべきもの:統合感覚
この段階では、今までの自分を振り返り総合的に評価し直し、自分の人生を受け入れて肯定的に統合します。
ここで受け入れられないようだと絶望感のまま過ごすことになってしまいます。
このように各段階での獲得すべきものが未達成のままだと、徐々に次の段階が厳しくなっていき、成熟期にに達成の段階があっても取り戻すのは厳しくなります。
ピーターパンシンドローム
これはアメリカの心理学者ダン・カイリーによって提唱されたもので、
いつまでも大人の社会生活に適応できず現実から逃避してしまうことを表していて、ネバーランドに住むピーターパンのようにいつまでも子供でいたいという願いから、大人になりきれず社会生活に適応できない状態のことです。
発達段階のどこかに欠陥があり
甘やかされて育った、不自由なく育った、社会生活に参加せず自分の世界にこもっていたなどの状況からこのような思考になってしまっていると考えられます。
浮気、わがまま、家庭よりも自分の欲求
浮気を繰り返す、わががまで自己中心的、そんな男性はこの発達段階で未成熟な部分があるかもしれません。
しかし、青年期のアイデンティティの混乱などは時には魅力的に思えてしまうこともあります。
今は少ないですが、自分で作詞作曲して表現するアーティストやロックバンドは、このアイデンティティの混乱をテーマにしていることが多いですよね。
しかし、それがただの「ビジネス音楽」ならいいのでしょうが、そうではなく本気の自己表現である場合、ファンにとっては魅力的だが接している人は苦労し、振り回され、挙げ句の果てに本人は混乱のまま自ら命を落としてしまうこともあります。
昔はビジネス上ではなく、私生活から本気のロックミュージシャン、も多く、たくさんの才能が自ら命を落としました。
このように時として魅力的にもなり得ますが、共に生きていく者には負担が大きく、通常の生活を送る上では発達段階を健全にこなしてきた人の方が安心できますね。
浮気や身勝手な行動に振り回されたくなかったら、特別に輝いている人間ではなく堅実に生きている人を選びましょう。
子供心を持った大人の男性が素敵という女性の方、欲求のまま生きる彼を支え切る、またはお互いに欲求のまま生きてそれが幸せというならそれも良いと思います。
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