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この記事は探偵のメンタルヘルス 統合失調症と妄想性障害、不倫の疑いは嫉妬型?について書かれています。
盗聴盗撮機器発見依頼で統合失調症の症状に出会うことがあります。
ストーカー調査依頼で妄想性障害の被愛型の症状に出会うこともあります。
浮気調査依頼で妄想性障害の嫉妬型に出会うこともあります。
もちろんほとんどのご依頼者様が妄想ではなく事実に対して苦しんでご相談に来られます。
ただときには統合失調症の症状が出ている方もいらっしゃいますので、探偵にとってメンタルヘルスの心得は無関係ではないのです。
統合失調症
統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気と言われています。
統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。
主に陽性絵症状と陰性症状が現れます。
診断基準とされているのが
妄想
幻覚
支離滅裂な発言
支離滅裂な行動
以上のうち2つ以上が1ヶ月間ほぼ常に所在しているものとされています。
陽性症状
- 妄想:自分のことを話題にされている」「いつも監視されている」など、実際にはないことを強く確信する。
- 幻覚:周りに誰もいないのに命令する声や悪口が聞こえたり(幻聴)、ないはずのものが見えたり(幻視)して、それを現実的な感覚として知覚する。
- 思考障害:思考が混乱し、考え方に一貫性がなくなる。会話に脈絡がなくなり、何を話しているのかわからなくなることもある。
陰性症状
- 感情の平板化(感情鈍麻):喜怒哀楽の表現が乏しくなり、他者の感情表現に共感することも少なくなる。
- 思考の貧困:会話で比喩などの抽象的な言い回しが使えなかったり、理解できなかったりする。
- 意欲の欠如:自発的に何かを行おうとする意欲がなくなってしまう。また、いったん始めた行動を続けるのが難しくなる。
- 自閉(社会的引きこもり):自分の世界に閉じこもり、他者とのコミュニケーションをとらなくなる。
このような陽性症状と陰性症状という全く異なる2つの症状を単一の精神疾患において発症するという特徴があります。
盗聴器発見業務の依頼を受けたときに、陽性症状が発症しているご依頼者と接することがあります。
ひと通り調査して盗聴器はありませんでした、と言ってもなかなか納得してもらえません。
事実をいくら伝えても聞き入れてもらえないので傾聴しながら、「盗聴されているのは怖いですよね」
「盗聴器はなかったからよかったですけどね」などやんわりとお話します。
妄想性障害
こちらは1つ以上の妄想が1ヶ月以上続いている状態ですが、妄想による影響以外の部分では精神的な機能に問題ないことが多いです。
被愛型
誰かが自分に心を寄せていると思い込みます。
電話や手紙、さらには監視やストーカー行為などによって妄想の対象者と接触を図ろうとする行動がよくみられます。
対象となるのは主に自分より社会的地位や身分の高い人が多い。妄想に関連した行動が法に触れることもあります。
誇大型
配偶者や恋人が浮気、不貞行為をしていると信じこみます。
この思い込みは、あいまいな証拠を踏まえた誤った推測に基づきます。このような状況では、不貞を阻止しようと身体的な暴力に訴える危険性が大いにあります。
嫉妬型
配偶者や恋人が浮気、不貞行為をしていると信じこみます。
この思い込みは、あいまいな証拠を踏まえた誤った推測に基づきます。このような状況では、不貞を阻止しようと身体的な暴力に訴える危険性が大いにあります。
被害型
自分に対して陰謀が企てられている、監視されている、中傷されている、嫌がらせをされているなどの妄想を持ちます。
裁判所など行政機関に訴えて、繰り返し正当性を主張しようとすることもあります。まれに、妄想上の被害に対抗しようと暴力的な手段に訴えることもあります。
身体型
体に変形が起きている、口臭や体臭がするなどと思い込み、体の機能や特徴にとらわれます。
この種の妄想は、寄生虫感染症など想像上の病気という形を取る場合もあります。
浮気の疑いは嫉妬型?
妄想性障害の症状は統合失調症と似ている点がいくつかありますが、妄想性障害の場合は妄想が主な症状であり、統合失調症の陽性症状で顕著な幻覚や支離滅裂な言動などは認められず陰性症状もない状態のこととなります。
浮気の疑いは嫉妬型に当てはまりますが、あくまで本当は浮気していないのに妄想してしまっている場合のことです。
また、ストーカーは被愛型に当てはまります。
その相手から愛されているという妄想を持ってしまっているため相手を監視したり、ストーカー行為に至ってしまいます。
その一方で、職場での勤務態度などは真面目で職場関係者との対人関係も問題なく過ごしていることも多いです。
このように本人に悪気は全くないので、下手に接触してあなたの行動に迷惑しているというようなことを伝えても、本人は全く理解できずますます妄想が強くなり、行動がエスカレートしてしまう危険があります。
このような被害があるようならば、まずは警察へ相談し、探偵が押さえた迷惑行為の証拠をもとに警察に然るべき対応をしてもらいましょう。
我慢できずに言いたいことを言ってしまうのは避けるべきです
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