この記事は 探偵のメンタルヘルス 睡眠障害について、について書かれています。
以前睡眠には、ステージ1→ステージ2→ステージ3→ステージ4→ステージ3→ステージ2→ステージ1→ステージREMという周期があり、この1周期が90分で行われている。
という話をしました。探偵のメンタルヘルス ストレスについて
しかし、睡眠障害を発症すると睡眠のサイクルが乱れ、身体・精神に悪影響を及ぼします。
睡眠は脳の活動・機能でありますが、不安や恐怖、抑うつなどの感情も同じく脳の活動であるので、ストレスなどによってこれらの感情が続いていると、本来必要な睡眠のバランスが崩れてしまいます。
睡眠障害
不眠障害
周囲の環境(騒音など)の影響やストレスが原因となります。
その症状
睡眠の量または質の不満に関する顕著な訴えがあり、加えて、以下の症状のうち1つ以上を伴っている。
・入眠困難
・中途覚醒が睡眠中に何度もあったり、覚醒後に再び眠ることができなくなったりする。
・早朝覚醒
- 各種睡眠に関する問題によって、苦痛を感じたり日常生活・社会的活動に支障をきたしている。
- 各種睡眠に関する問題は、少なくとも1週間に3夜以上発生する。
- 各種睡眠に関する問題は、適切な睡眠の機会があるにもかかわらず発生する。
- 各種症状は薬物などの外的要因によって引き起こされているものではない。
- 各種症状の発症原因が他の身体疾患・精神疾患では説明できない。
これらの症状の持続期間が
1ヶ月持続するが、3ヶ月は超えない場合は:一時性
3ヶ月以上持続されている場合は:持続性とされます。
入眠困難とは、ベッドに横になるが、なかなか眠ることができないなどの状態です。
中途覚醒とは、通常の時間に眠りについたにもかかわらず深夜に一旦起きてしまう状態です。
早朝覚醒とは、必然性やきっかけがないにもかかわらず、朝早くに目が覚めてしまう状態です。
仮眠障害
こちらも主にストレスが原因とされています。
主な症状
睡眠時間が少なくとも7時間持続するにもかかわらず、過剰な眠気の訴えがあり、少なくとも以下の症状のうち1つ以上が認められる。
・同日中に繰り返し睡眠をとる、または繰り返し眠りに落ちてしまう。
・1日9時間以上の長い睡眠をとっても疲労感がある。
・急な覚醒後、その覚醒状態を十分に維持することが困難である。
- 過眠に関する問題が少なくとも1週間に3回おき、3ヶ月間以上持続している。
- 過眠に関する問題によって、苦痛を感じたり、日常生活・社会的活動に支障をきたしている。
- 各種症状は薬物などの外的要因によって引き起こされているものではない。
- 各種症状の発症原因が他の身体疾患・精神疾患では説明できない。
これらの症状の持続期間が
1ヶ月未満:急性
1〜3ヶ月未満:亜急性
3ヶ月以上:持続性
となります。
不眠障害も過眠障害も共に睡眠に関する障害で、睡眠時間が診断基準における重要な要素となります。
しかし、正常な睡眠時間は個人によって異なり、非常に短い睡眠時間でも日常生活に支障をきたさない「短時間睡眠者」もいます。
ですので、睡眠時間だけでなく、個人にとっての睡眠の必要性が満たされているかどうかが、その個人が睡眠に対してなんらかのネガティブな感情・態度を持っているどうかが重要となります。
ナルコレプシー
ナルコレプシーとは、制御困難な睡眠欲求があり、同日中に何度も深い眠りに落ちてしまったり、うたた寝をしてしまったりするという症状を主とする睡眠の疾患です。
通常はノンレム睡眠を経てからレム睡眠に移行する睡眠段階に異常があり、入眠直後にレム睡眠状態になるという特徴があります。
つまり、睡眠中に脳そのものが休息する機会がないまま、朝になって起床するという状態が続くことになります。
ノンレム睡眠からの覚醒障害
睡眠からの覚醒が不完全で、主要な睡眠時間帯の最初の3分の1で以下のいずれかの症状が繰り返される。
・睡眠時遊行症型:睡眠中に起き上がって歩き回ることを繰り返す、歩き回っている際は、虚な表情でほとんど視線が動かず、他者からのコミュニケーションにも反応が薄く、覚醒させるのが困難。
・睡眠時驚愕症型:睡眠から突然覚醒状態に移行し、その際に叫び声を上げる。強い恐怖と瞳孔拡大・発汗などの身体反応が生じる。
- 夢を見ていたという認識がある場合に、その内容をほとんど覚えていない。
- 睡眠時に遊行や驚愕があったということをおぼえていない。
- 各種睡眠に関する問題によって、苦痛を感じたり、日常生活・社会活動に支障をきたしている。
悪夢障害
- 長期にわたって非常に不快な夢みる。そして、その夢の内容は生存・安全・身体保全への脅威から逃れようとするもので、主要な睡眠時間帯の後半に発生し、覚醒後に詳細を思い起こされる。
- 夢を見た後に覚醒した場合、急速に現実認識を取り戻し、意識が維持される。
- 夢による苦痛を感じたり、日常生活・社会生活に支障がでる。
その他の睡眠障害
呼吸関連睡眠障害
閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸:睡眠1時間あたり、5回以上の閉塞性無呼吸もしくは低呼吸が発生し、いびき・鼻ならし・呼吸停止などが認められます。
中枢性睡眠時無呼吸:中枢性睡眠時無呼吸とは、睡眠1時間あたり、5回以上の無呼吸が発生し、それに伴って日中に眠気・疲労などの各種症状が発生するというものです。
国民病?
一般成人のうち約21%が不眠に悩んでいて、約15%が日中の眠気を自覚しているといわれています。
成人の5人に1人、つまり1500万~2000万人の人が不眠に悩んでいると推計されます。
背景には、人口の高齢化、ライフスタイルの多様化、24時間社会における生活リズムの乱れ、ストレスなどがあるといわれています。
ストレス解消と、生活リズムの改善を心がけましょう。
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